世界名鐘物語
梵鐘では、韓国は日本の先輩格にあたります。
韓国の梵鐘と言えば、慶州の聖徳大王神鍾(鐘)です。
韓国
慶州「聖徳大王神鐘(エミレーの鐘)」
統一新羅時代、第35代景徳王(西暦742〜765年)が、
亡父聖徳大王(702〜737年)を弔(とむら)う為に、
この大鐘の鋳造に取り組みましたが、失敗に終わってしまいました。
遺志を受け継いだ子供の、つまり聖徳大王の孫の恵恭王が、
西暦771年に、祖父の死後34年目に完成しました。
この大鐘の鋳造が、いかに難事業であったか、それを物語る「エミレー伝説」が残っています。

当初は、聖徳大王が建立した奉徳寺に設置されました。
その後、霊廟寺に移され、さらに慶州邑城の南門・東部洞の旧博物館を経て、
1975年に、現在の国立慶洲博物館の鍾閣(鐘楼)に展示されています。
現在は博物館に展示されていますが、元々は亡父あるいは亡祖父を弔う「梵鐘」でした。
国立慶州博物館の鐘閣(鐘楼)
聖徳大王神鍾、別称「エミレーの鐘」
重量18.9トン、高さ3.66メートル、口径2.27メートルの大鐘
鐘頭部の音(雑音)抜き筒 天女像の浮き彫り

♪サウンドをお楽しみ下さい♪

世界名鐘物語
日本 韓国 中国(1) 中国(2) アメリカ ロシア(1) ロシア(2) ベルギー オランダ オーストリア ドイツ イタリア スイス スペイン フランス イギリス
フランダースの鐘「カリヨン物語」
取材
〒123-0865
東京都足立区新田3−35−32−910
(株)カリヨン・センター
TEL: 03−3911−5623
FAX: 03−3911−5623
Eメール:
carillon@carillon.co.jp
トップ